無罪を勝ち取った者に対する賠償金

冤罪の場合、国からどれくらいの賠償金が支払われるのでしょうか。

日本の賠償には、刑事補償法に定められている「刑事補償」と、国家賠償法に定められている「国家補償」とがあります。

刑事補償の補償金については、1日1000円~12500円と決められていて、その範囲内で支払われます。

これは、未決や受刑中の両方の場合に該当する法律で、どちらも同じこの金額内で支払われます。

もし1日100万円(年収3億円)稼ぐ人でも、最高は12500円です。

また、死刑が執行された場合には、3000万円だそうです。

下限の1000円で考えると、24時間拘束されているわけですから、時給に換算したら41円66銭ということになります。

あまりにも低額すぎると、刑事補償金については、問題視する声も多いのが現状です。

本来、その少ない賠償額をカバーするべきものなのが、国家補償金です。

しかし、国家賠償を問う裁判を起こしても、今まですべて敗訴となっているのが現実です。

国家賠償という制度は、まったく機能していません。

なぜかというと、法律上、誤認逮捕は違法行為ではありません。

間違って起訴することもまた合法であり、裁判所は裁判官が判決を下す以上、まちがいも想定範囲内とされています。

それが行なわれた時点においては、合理的根拠があったと認定されるので、再審無罪事件に関しては、国家賠償が認められたケースは、ないわけです。

よって、冤罪に関する賠償金は、刑事補償金しか支払われていないのが現状です。

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